皆さんは投資信託を購入していますか?
日本には優れた投資信託が沢山あります。
しかし、実際に投資すべき投資信託はないと思います。
何故なら投資信託の構成銘柄は開示されているからです。
投資信託の構成銘柄から気に入った銘柄を選んで、自分で投資してみませんか?
レオス・キャピタルワークスとは
投資信託「ひふみワールド+」は、レオス・キャピタルワークス株式会社(以下、レオスキャピタル)で運営されているひふみ投信シリーズの投資信託のひとつです。
ひふみ投信シリーズの特徴は投資先の自由度の高さにあります。
具体的には「大型株か超小型株」「成長株か割安株」「長期投資か短期投資」といった枠を設けずに、運用管理者の裁量を最大限に広げた自由度の高い運用をコンセプトにしています。
簡単に表現すると、儲かりそうな企業に選別して投資を行い、経済ショック時にはすぐに現金化する機動力の高い投資信託です。
ひふみ投信のホームページ
ひふみワールド+の運用方針
「ひふみワールド+」の運用方針を以下にまとめます。
「ひふみワールド+」のポイント
①日本を除く世界の株式を主な投資対象とする
②成長性の高い銘柄を中心に選別して投資する
③株式の組入比率を適時変化させる
この他にも細かなルールはありますが、
ポイントは世界の成長銘柄に対してアクティブ運用するということです。
そして個人投資家にとって最も大切なことは、
ポートフォリオに組み込まれた銘柄が毎月公開されていることです。
投資のプロが持つ情報網と膨大な労力を使って見つけた銘柄が無料で公開されているのです。
基準価格のチャート
ひふみワールド+が設定された2019年12月からの基準価格の推移です。投資信託の基準価格は約1.5倍にまで成長しています。
コロナショック時に大きく値下がりしましたが、その後は右肩上がりの上昇チャートです。
コスト
ひふみワールド+の信託報酬は年間1.626%です。
(引用元:レオス・キャピタルワークス株式会社HPreport202107.pdf (rheos.jp))
一般的なアクティブファンドとの比較では妥当なコストですが、保有銘柄が毎月公開されている点を考慮すると、毎年1.6%もコストを払うのは非常に高いコストにも思えます。
私ならひふみ投信から公開される情報を利用しますが、投資信託には絶対に投資したくありません。
ひふみワールド+の構成銘柄Top10
ひふみワールド+の構成銘柄のうち、上位10銘柄をまとめました。
構成銘柄 | 業種 | 国 | 構成比 |
ブルックフィールド・アセットマネジメント | 金融 | カナダ | 1.23% |
ドイツポスト AG | 運輸 | ドイツ | 1.23% |
アクセンチュア PLC | ソフトウェア・サービス | アイルランド | 1.21% |
ASLMホールディングス | 半導体 | オランダ | 1.21% |
キャリア・グローバル | 空調機器 | アメリカ | 1.21% |
アドバンスド・マイクロ・デバイセズ | 半導体 | アメリカ | 1.19% |
ジネク・ホールディングス | 資本財 | アメリカ | 1.18% |
エヌビディア | 半導体 | アメリカ | 1.16% |
ケイデンス・デザイン・システムズ | ソフトウェア・サービス | アメリカ | 1.16% |
キャピタルワン・フィナンシャル | 金融 | アメリカ | 1.12% |
引用元:レオス・キャピタルワークス株式会社HPreport202107.pdf (rheos.jp)
※2021年7月月次報告から自己作成
ひふみワールド+は一つの銘柄への投資比率が低いため、上位10銘柄を同じ比率で買ってもひふみワールド+のリターンを再現することはできませんが、良い銘柄を探すヒントにはなります。
また、一般的に投資信託は経済ショック時の値下がり幅を小さくするため、多くの銘柄に分散させています。しかし、この分散投資が投資パフォーマンスを大きく落としています。
ひふみ投信の担当者は、本音では「エヌビディア」や「キャピタルワンフィナンシャル」に集中投資したかったと考えているはずです。
エヌビディア(NVDA)の株価チャート
5年間投資していればテンバガーのホームラン銘柄でした!
キャピタルワンフィナンシャル(COF)の株価チャート
5年間投資していればダブルバガー銘柄になっています!
今後もひふみワールド+の構成銘柄について分析し、良い銘柄があれば紹介する予定です。
まとめ
今回は投資信託「ひふみワールド+」についてまとめました。
投資信託を運営する企業はリターンの高い企業を見つけることができます。
しかし、顧客を守るため分散投資投資しなければならない制約があり、その制約が投資リターンを大きく落とす原因になっています。
本当にリターンの高い投資銘柄は以外と少ないのです。
我々個人投資家は、投資のプロが一生懸命探し出した銘柄の情報をタダで使い倒しましょう。
では!