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バークシャー・ハサウェイのポートフォリオを調べる方法

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バークシャー・ハサウェイのポートフォリオを調べる方法

会社員投資家のひよこです。
今回は投資初心者にも役立つ投資知識について紹介します!

皆さんは自分でバークシャー・ハサウェイのポートフォリオを調べる方法を知っていますか?

有名投資家のポートフォリオ

アメリカの機関投資家は保有している株式を四半期ごとに金融庁に報告する義務があります。また、その保有株式の情報は一般に公開されています。

日本に住んでいる個人投資家でも、機関投資家のポートフォリオを確認できます。

DATAROMA

私は「DATAROMA」という英語サイトを使い、有名な機関投資家の保有株式を確認しています。

DATAROMAには米有名機関投資家の四半期ごとのポートフォリオや売買記録がまとめられています。もちろん超有名投資家のウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイ社)を始め、チャールズ・マンガー(デイリージャーナル社)やハワード・マークス(オークツリー社)といった有名投資家の最新ポートフォリオも確認できます。

出所:DATAROMA Superinvestors Portfolio Holdingsより転載

左には機関投資家の「代表者名」と「投資会社名」が最新情報順に並べられており、右側には機関投資家に多く保有している銘柄の情報や直近の期間で頻繁に購入された銘柄がまとめられています。

バークシャー・ハサウェイ社のポートフォリオ

ウォーレン・バフェットの投資会社であるバークシャー・ハサウェイ社のポートフォリオです。バークシャー社の2021年第1四半期の保有銘柄と保有数量、増減情報がまとめて表示されています。

出所:DATAROMA Superinvestors Portfolio Holdingsから転載

バークシャー社のポートフォリオにはアップル、バンクオブアメリカ、アメリカンエクスプレス、コカコーラ、クラフトハインツが含まれていることが分かりますし、その銘柄の投資比率や保有数量、また1四半期前からの保有数量の変化も表示されます。2021年第1四半期では、ベライゾンコミュニケーションズを約8%買い増し、USバンコープやゼネラルモーターズを売っていますね。

機関投資家が保有している銘柄

多くの機関投資家保有されている銘柄は下の画像のように表示されます。21年第2四半期のデータですが、業績のよい巨大ハイテク銘柄と大手銀行銘柄が機関投資家に好んで保有されています。その他にも、半導体大手のマイクロンテクノロジーもありますね。

出所:DATAROMA Superinvestors Portfolio Holdingsから転載

機関投資家が購入した銘柄

機関投資家が直近で購入していた銘柄もランキング形式でまとめられています。投資のプロである機関投資家は、個人投資家と比べ物にならない膨大な情報網と巨大な組織力を使って株式を調べ上げ、その結果として購入された銘柄が四半期に一回の頻度で公開されているのです。個人投資家はその情報を利用しない手はありません。

出所:DATAROMA Superinvestors Portfolio Holdingsから転載

投資アイデア

私の考え方や投資アイデアです。

私は自分で銘柄分析をする前に、まず機関投資家の保有銘柄と直近の売買履歴を確認します。なぜなら、投資のプロである機関投資は、これから株価が上がる銘柄を探し当てて安値で購入し、株価が大きく上昇して個人投資家が頻繁に売買始めたことろには利益確定をしているからです。

たとえば、2020年は世界的な半導体不足により、半導体価格が高騰し、関連銘柄が暴騰しました。機関投資家たちは、その情報が一般に報道される前からいち早く情報を得ており、「台湾セミコンダクター(TSMC)」や「マイクロン・テクノロジー (MU)」をといった主要な半導体を安値で購入していました。

私は半導体不足の業界情報や半導体主要銘柄のことを知りませんでしたが、機関投資家がマイクロンテクノロジーや台湾セミコンダクターといった半導体銘柄を購入していることには気づいていました。

このように機関投資家の株式の売買情報が無料で公開されているのです。

 

みなさんも投資銘柄の分析をする前に、投資のプロの出した答えをあらかじめ知っておくことが重要だと思います。機関投資家が保有している銘柄であれば一定の経営力、収益性、将来性を備えた企業であると判断ができます。プロが苦労して作り上げたポートフォリオにただ乗りできるのです。

DATAROMAは英語サイトなので使いづらいかもしれませんが、価値ある情報がタダで得られるので皆さんもぜひ使ってみてください。

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