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【保有銘柄】オキシデンタル・ペトロリアムに投資した理由②(損益額+1070万円)

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【保有銘柄】オキシデンタル・ペトロリアムに投資した理由②(損益額+1070万円)

今回はオキシデンタル・ペトロリアムに投資した理由を紹介します。

オキシデンタル・ペトロリアムについての最新の記事は以下の記事をご覧ください。

オキシデンタル・ペトロリアムとは

オキシデンタル・ペトロリアム(Occidental Petroleum Corporation)は
原油や天然ガスの探鉱、開発、生産を行うアメリカの石油会社です。

2020年度の売上高は約162億ドルです。業界首位の米石油大手シェブロンの売上高は約947億ドルなので、日本での知名度は低いですがアメリカの準大手の石油会社です。

保有株数と損益状況

現在の保有数量は6,370株です。時価評価額にすると約1900万円となります。
現在の損益額は+1070万円(投資リターン+128.9%)となり、保有銘柄の中で最大の含み益をもつ投資になっています。

銘柄選定方法

銘柄選定の方法は、自分で銘柄分析をせず投資のプロの知識を借りました。私は普段「DATAROMA」という英語サイトを使い、有名な機関投資家の保有株式を確認しています。
https://www.dataroma.com/m/holdings.php?m=FPPTX

実際の DATAROMA のトップ画面は下に示します。有名機関投資家の四半期ごとのポートフォリオや売買記録を確認することができます。

 

ウォーレン・バフェットの投資会社であるバークシャー・ハサウェイのポートフォリオです。バークシャーの2021年第1四半期の保有銘柄と保有数量、増減情報がまとめて表示されます。

 

機関投資家が保有する銘柄は、膨大な調査と審査・判断を経て保有にいたります。つまり、投資のプロである機関投資家が保有している銘柄であれば、一定の経営力、収益性、将来性を備えた企業であると判断ができます。

DATAROMAには、どういった銘柄が機関投資家に保有されているのか、またその銘柄は買い増しされているのか、削減されているのかが四半期ごとに公開されます。

たとえば、2020年は世界的な半導体不足により、半導体価格が高騰し、関連銘柄が暴騰しました。その情報が一般に報道される前から、機関投資家たちはいち早く情報を得ており、「台湾セミコンダクター(TSMC)」や「マイクロン・テクノロジー (MU)」をといった主要な半導体を安値で購入していました。

私は半導体不足の業界情報や半導体の主要銘柄のことを知りませんでしたが、機関投資家が株式購入していることに気づいていました。

このように機関投資家の株式の売買情報が無料で公開されているのです。

ただし、機関投資家であっても保有した銘柄をすぐに見切り、売却する可能性はあります。投資のプロが保有している銘柄の中から、どんな銘柄を購入すべきかについては、自分の判断が必要です。

購入銘柄の決定

私はコロナショックが発生したとき株式に投資できるタイミングがきたと考え、バークシャーハサウェイ社の保有株の中から株価が一番暴落した銘柄に投資することにしました。

当時のバークシャー社のポートフォリオはアップル、バンクオブアメリカ、アメリカンエクスプレス、コカコーラ、デルタ航空などがありましたので、一銘柄づつコロナ前後での株価の下落率を確認しました。その中でオキシデンタル・ペトロリアムは、当時原油価格の暴落の影響から株価が80%以下となる大暴落となっていて非常に面白い銘柄と感じました。

投資タイミングの見極め

オキシデンタル・ペトロリアムは石油銘柄であるため、株価の値動きがおおよそ原油価格に連動します。当時の原油価格(WTI原油)の推移は以下の通りです。コロナ禍によるロックダウンが世界中で行われた20年3月から原油価格は大暴落しています。

出所:Tradingviewで自己作成し転載

原油の価格は需要と供給のバランスで決定します。価格が大きく下がると生産者が破綻に追い込まれ、原油供給は少なくなるため、原油価格はもとの平均的な価格に戻ろうとする性質があります。

私は原油価格をよく観察していたので、20年4月頃に原油価格が大底となったことを確信できました。

以上の情報から、オキシデンタル・ペトロリアムの株価は原油価格の回復に連動して急騰するだろうと考え、20年4月に投資することを決めました。

投資成果

オキシデンタル・ペトロリアムの株価推移を以下にしまします。
株価が約12ドルで800万円分投資しました。現在の株価は27~30ドルにまで大きく回復したため、投資利益を得ることができました。

出所:Tradingviewで自己作成し転載

投資アイデア

今回紹介した石油を扱う企業の銘柄は原油価格のサイクルが業績大きく影響するため、長期的な視点では株価の大底や天井の判断ができる局面があります。

原油価格は5年から10年に1回の頻度で価格の大底を確信できるチャンスがくるので、エネルギー関連の銘柄に投資をしたいかたは、常に原油価格を観察することが重要です。

私は大きな利益を狙いたかったので株価が暴落した個別銘柄を探していましたが、シェブロンやエクソンモービルのような破綻のリスクがない超大型石油銘柄でも利益を出すことはできます。また、アメリカの石油・エネルギー株ETFであるXLE(エナジー・セレクト・セクターSPDRファンド)を購入する方法は、分散投資をすることで企業破綻のリスクを最小化できる良い投資手法だと思います。

 

では!

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