9月13日の米国株市場の動向
米国株の主要3指数(SP500,ナスダック、ダウ)は、ダウが大きく上昇、SP500が小幅上昇、ナスダックが横ばいで推移しました。
直近1カ月の騰落率は、S&P500>ナスダック>ダウの順です。
指数 | 9月13日終値 | 前日比 | 1ヶ月騰落率 | 年初来当落率 |
S&P500 | 4,468.73 | 0.23% | -0.25% | 20.76% |
ナスダック総合 | 15,105.58 | -0.07% | 2.11% | 18.96% |
ダウ平均 | 34,869.63 | 0.76% | -2.12% | 15.37% |
VIX指数(※) | 19.37 | 20.95 | 16.12 | 26.97 |
※VIX指数は前日比、1ヶ月・年初来騰落率の欄を指数表示
直近堅調だったハイテク銘柄の勢いが止まり、コロナ患者増加の影響から大きく下落していた工業株銘柄が底打ちしています。
S&P500のヒートマップ
S&P500銘柄の前日比ヒートマップです。
緑:上昇銘柄
赤:下落銘柄
直近大きく下落していた銀行、エネルギー銘柄で株価の大きな上昇がみられました。
ハイテク銘柄は、上がった銘柄もあれば下がった銘柄もあり、全体的は値動きの方向は見られませんでした。
市場の注目点としては、エネルギー銘柄の値動きと関係する原油価格が70ドルの高値水準を取り戻しています。
原油価格の推移
原油価格が60ドル以上の水準を維持している限り、エネルギー銘柄の企業業績は堅調となります。
9月から10月の間で全体の相場が急落するようであれば、エネルギー銘柄も購入の候補になると思います。
主要指数のチャートまとめ
米国株の主要3指数(SP500,ナスダック、ダウ)の直近1ヶ月間の株価チャートとVIX指数チャートをまとめました。
S&P 500指数
9月に入って下げ相場が続いていましたが、大きく切り返しています。
歴史的に9月~10月の期間は市場の急落が発生しやすい時期なので、安易な追加投資は危険なタイミングに見えます。
4200ドルを割るような大きな急落があれば追加投資に動こうと考えています。
ナスダック総合指数
ナスダックは完全に上昇の勢いがなくなりました。短期的には株価の急落が発生しやすいタイミングに見えます。
私はショート(売り)の経験がありませんが、このチャートを見ているとショートしたくなる気持ちが分かります。
ダウ工業株平均指数
ダウ平均は直近で大きく下げていましたが、短期的には底を付けたように見えます。
個人的には、短期的にダウ指数に連動するETFをロング(買い)し、ナスダック指数をショート(売り)するペアトレード戦略をやってみたくなるチャートです。
VIX指数
VIX指数は、恐怖心理にを反映する恐怖指数と呼ばれています。
市場参加者が悲観的で恐怖感を持っている時が、投資で利益の出しやすいタイミングとなります。
一般的にVIX指数が20以下で楽観的、30以上で悲観的な状況と言われています。
現在のVIX指数は低いレベルなので市場は楽観的である言えます。
私はVIX指数が一度30以上となり、その後低下する状況を確認できれば、投資を行っていいタイミングと判断するようにしています。
まとめ
米国株の主要3指数(SP500,ナスダック、ダウ)は、ダウが大きく上昇、SP500が小幅上昇、ナスダックが横ばいで推移しました。
直近1カ月の騰落率は、S&P500>ナスダック>ダウの順となっています。
個人的な印象では、ナスダック指数が徐々に危険になっているように思えます。
特にアメリカのテーパリング開始のニュースがあると、金利の上昇と共にナスダックの急落が予想されます。
追加投資は危険なタイミングということを意識しながら、市場動向を観察したいと思います。
では!
「米国株」をクリック頂けると励みになります!