アングロゴールド・アシャンティ社_経営状況の悪いジャンクな金鉱株でホームランを狙う！

会社員投資家のひよこです。
南アフリカの大手産金会社であるアングロゴールド・アシャンティ社を紹介します！

アングロゴールド・アシャンティ社とは

アングロゴールド・アシャンティ（AngloGold Ashanti Ltd）は、4大陸の9カ国で９つの金鉱山を保有する大手金生産会社です。 金が主力製品ですが一部鉱山では銀も生産しており、その他にも副産物としての銅や硫酸を生産しています。

アングロゴールドアシャンティ の事業エリア

同社は金生産以外にもグローバルで金鉱山の探索と開発も進めています。「oz」金の生産量の単位であるトロイオンスであり、1トロイオンスは約31ｇ。「AISC」は金の採掘コストです。現在の金価格は1トロイオンス当たり1,800ドルほどのため、オーストラリアの産金事業では利益が出にくく、アフリカの事業は利益で出やすい事業と判断できます。

ETFへの採用状況とティッカーシンボル

アングロゴールドアシャンティは「GDX」や「RING」といった金鉱株ETFファンドの上位構成銘柄として採用されています。ティッカーシンボルは「AU」です。

株価チャート

長期の株価チャート

アングロゴールドアシャンティは値動きの大きな銘柄です。リーマンショック後の金価格高騰時までは順調な事業を行っていましたが、その後世界経済が安定して金価格が下落した時期には積極的な投資が裏目に出て、事業収益が悪化し多額の負債を追っています。この業績推移と経営状態が株価に表れており、高値で購入した場合には株価の１/10倍にまで暴落しています。近年は金価格が高騰しているため同社の業績も上向いており、株価は回復傾向にあります。

直近5年間の株価チャート

直近では2019年からの金価格上昇により株価が吹き上がっています。同社は経営状態が比較的悪いため金価格の上昇によって利益が出るようになると業績が一気に改善し、株価が急騰する傾向があります。金価格上昇の初期段階で投資できれば、短期間で数倍の利益を狙えます。

業績推移

アングロゴールドアシャンティは業績が安定しておらず、利益率の水準も金鉱株の中でも低いことが特徴です。しかし、2020年からは金価格の高騰によって売上高と利益が一気に改善しました。この銘柄は長期投資には向いていませんが、短期的には業績変動の大きさが株価の急騰と急落に繋がるため、値動きを利用した投資には魅力的な銘柄です。

配当金

直近の年間配当利回りは2.43%です。(Investing.comデータから引用)

投資アイデア

私の考え方や投資アイデアについて紹介します。

アグロゴールドアシャンティの株価は金現物よりも大きな値動きになるので、金価格の上昇が始まる前に購入できれば大きな利益を生みます。一方で、現在の金価格は下落トレンドであり、同社の株価も直近の高値から大きく下落しています。高値で購入すると大きな損失に繋がります。

私の今後の金価格の予想としては、長期的には価格が上昇してくと予想しています。今後の金価格の予想が金鉱株への投資を判断のポイントです。私の金価格に対する考え方を以下にまとめます。

このような予想を持った上で同社の株価を見ると、現在の株価は割安な水準であり、投資を始めるチャンスに見えます。ただし、一度に大きな投資を行うと急落に巻き込まれて大きな損失を出すことがあるため、現在割安な株価で少しづつ買い増していくことが、長期的に利益を生みやすい投資と考えてます。

個別銘柄への投資についてはリスクを感じる方や、世界の主要な金鉱株銘柄に広く分散した金鉱株ETF「GDX」への投資がおすすめです。リスクを抑えながら金価格の上昇時には値上がりを期待できます。

過去の記事：GDXへの投資の考え方と投資アイデア

金鉱株ETF「GDX」の構成銘柄上位10社

GDXには アングロゴールドシャンティも含まれています。

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