35歳までにFIREを目指す会社員の投資情報ブログ

ひよこ投資

【XLY】一般消費財セクターETFの構成銘柄と株価動向・配当

一般消費財セクターETFの「XLY」を紹介します。

管理人
XLKは米国の一般諸費材セクターにインデックス投資できるETFです!

米国株のセクター分類

米国株は世界産業分類基準(GICS)を使って11種の産業セクターに分類できます。

GICSは、S&Pダウジョーンズインデックスとモルガン・スタンレーが作成した産業分類です。

米国株の産業セクター11種

一般消費財エネルギー金融情報技術公益事業、資本財、生活必需品、素材、ヘルスケア不動産、通信サービス

 

各産業セクターの代表的な企業は以下の通りです。

クター 代表的な企業
一般消費財(Consumer Discretionary) アマゾン・ドットコム、テスラ、ホーム・デポ
エネルギー(Energy) エクソモービル、シェブロン、コノコフィリップス
金融(Financials) バークャー・ハサウェイ、JPモルガンチェース
情報技(Information Technology) アップル、マイクロソフト、エヌビディア
公益事業(Utilities) ネクテラ・エナジー、デューク・エナジー、サザン
資本財(Industrials) ハネウェルインターナショナル、ユナイテッドパーセルサービス
生活必需品(Consumer Staples) プロクター&ギャンブル、ペプシコ、コカコーラ
材(Materials) Linder PLC、シャーウィン・ウィリアムス
ヘルスケア(Health Care) ジョンソン・エンド・ジョンソン、ユナイテッド・ヘルス・グループ
動産(Real Estate) アメリカン・タワー、プロロジス
通信サービス(Communication Services) フェイスブック、アルファベット、ネットフリックス

 

S&P500の産業セクター別構成比

S&P500は米国の主要産業を代表する500社で構成され、米国大型株の株価動向を表す指数として広く認められています。

S&P500の産業セクター別構成比は以下の通りです。

引用元:https://www.spglobal.com/spdji/en/indices/equity/sp-500/#overview

一般消費財セクターはS&P500の構成銘柄の約12%を占める3番目に大きなセクターです。

 

一般消費財セクター

一般消費財セクターは、インターネット小売り、専門小売り、ディスカウント小売り、自動車、ホテル・レストラン・レジャー、アパレル・ブランド品に関連する企業で構成されています。

 

<インターネット小売り業の代表例>

アマゾン・ドットコム、イーベイ

<専門小売り業の代表例>

ホームデポ、ロウズ

<ディスカウント小売り業の代表例

ターゲット・コーポレーション

<自動車の代表例>

テスラ、ゼネラルモーターズ、フォードモーター

<ホテル・レストラン・レジャー業の代表例>

マリオット・インターナショナル、ヒルトン・ワールドワイド、

マクドナルド、スターバックス、ブッキングホールディングス

<アパレル・ブランド品の代表例>

ナイキ、アンダーアーマー

 

日本でも有名な米国企業が含まれており、事業内容も多種多様な企業で構成されています。

 

XLYの特徴

XLYはS&P500に含まれる米大型企業の中から、一般消費財セクターに分類される企業を構成銘柄としたETFです。

特徴 XLY(一般消費財セクターETF)
発行元 ステート・ストリート社
設定日 1998年12月
ベンチマーク 一般消費財・セレクト・セクター指数
組入れ銘柄数 63銘柄
ファンド資産 約2,028億ドル
経費率 0.12%
直近配当利回り 0.52%

引用元:https://www.ssga.com/us/en/intermediary/etfs/funds/the-communication-services-select-sector-spdr-fund-xly(21年9月26日公開データから引用)

 

XLYを構成する企業の事業別構成比は以下の通りです。

https://www.ssga.com/us/en/intermediary/etfs/funds/the-health-care-select-sector-spdr-fund-xly

 

 

XLYの構成銘柄

上位15銘柄のティッカーシンボルと構成比率をまとめました。

  銘柄 シンボル 構成比率
1 アマゾン・ドットコム  AMZN 22.44%
2 テスラ  TSLA 15.03%
3 ホームデポ  HD 8.78%
4 マクドナルド  MCD 4.56%
5 ナイキ  NKE 4.35%
6 ロウズ  LOW 3.66%
7 スターバックス  SBUX 3.35%
8 ターゲット・コーポレーション  TGT 2.99%
9 ブッキングホールディングス  BKNG 2.53%
10 TJX・カンパニーズ TJX 2.13%
11 ゼネラルモータース GM 1.88%
12 チポトレ・メキシカン・グリル CMG 1.36%
13 フォード・モーター F 1.34%
14 ダラー・ゼネラル DG 1.29%
15 イーベイ EBAY 1.19%

引用元:https://www.ssga.com/us/en/intermediary/etfs/funds/the-real-estate-select-sector-spdr-fund-xly(21年9月26日公開データから引用)

XLYは「アマゾン」と「テスラ」の2銘柄で約37%を占めており、上位10銘柄で約70%を占めます。

これら10銘柄はそれぞれ事業内容が大きく異なりますが、すべての銘柄が事業規模を大きく成長させた超優良銘柄です。

 

XLYの株価動向

XLYの長期株価チャートです。

引用元:Tradingviewから転載(https://jp.tradingview.com/)

一般消費財セクターはリーマンショック後の2009年に底を付けて、現在まで株価が急騰しています。

主要な構成銘柄のすべてが成功している銘柄であるため、それらの銘柄にインデックス投資するXLYの株価も大きく上昇しています。

今後の株価動向は、ぞれぞれの構成銘柄の事業が今後の成功し続けるかが重要であるため、個々の企業の業績を注視して判断する必要があります。

 

セクター別ETFの騰落率(2021年度)

ステートストリート社から発行されているセクター別ETF11種の年初来騰落率を以下に示します。

セクター ETF名 年初来騰落率
ルギー XLE 34.09%
XLF 31.43%
動産 XLRE 29.76%
サービス XLC 24.02%
情報技術 XLK 22.53%
ルスケア XLV 16.85%
資本財 XLI 16.71%
一般消費財 XLY 15.98%
素材 XLB 13.07%
事業 XLU 6.58%
活必需品 XLP 5.85%
S&P500 SPY 20.37%

※2021年9月24日終値の株価から年初来騰落率を算出

一般消費財セクターETFの年初来騰落率は+15.98%であり、S&P500をパフォーマンスよりも低いセクターでした。

しかし、直近5年間のパフォーマンスで比較すると、XLYはS&P500に対して約30%高いリターンを記録しており、優良なETF銘柄であると言えます。

 

まとめ

XLYはS&P500インデックスに含まれる米国大型企業の中から、一般消費財セクターに分類される企業のみを構成銘柄としたETFです。

一般消費財セクターの投資比率を上げたい場合におすすめのETFです。

 

管理人
特定セクターへの投資比率を上げる戦略はジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」に解説があります!

では!