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会社員投資家のひよこです。
今回は金ETFの主要銘柄であるGLD(SPDRゴールド・シェア)について紹介します!
GLDとは
GLD(SPDRゴールド・シェア)は、米資産運用会社のステート・ストリート社が運用するETF商品です。金価格と連動した値動きとなるよう設計された投資信託であり、市場で簡単に売買することができます。
特徴/メリット/デメリット
特徴
・金価格の値動きに連動した投資ができる
・金現物を保有することなく売買できる
・金先物取引や金現物購入よりも低コスト
メリット
・不況時やインフレ時に値上がりを期待できる
・一般的な工業株と異なる値動きをするため保有資産全体の値動きを小さくできる
・比較的小さいな値動きのため安全資産として保有できる
デリット
・経済の見通しが良い時期に値下がりする
・短期間での大きな値動きは期待できない
・配当金が付かない
配当金/経費/最低投資額
配当金
配当金はでません。
経費
管理手数料は年間0.40%です。
GLDの株価は管理手数料が自動的に引かれた価格を表示しています。
最低投資額
169.82ドル(約18,629円)
※21年8月1日執筆時時点
株価推移
GLDの長期株価チャート
出所:Tradingviewで自己作成し転載右肩上がりのチャートであり、長期投資に向いた株価チャートとなっています。GLDは金現物価格の値動きと連動しているため、短期間での値動きが小さく、長期的に上昇していく傾向があります。
直近5年間の株価チャート
出所:Tradingviewで自己作成し転載GLDは大きく下落することがほとんどないため、割安期にタイミングを図って投資するよりも、定期的に積み立て投資することで利益を増やしていく投資に向いています。
2020年3月頃の一時的な株価下落は、コロナショック時に金価格が急落したタイミングです。金価格は経済危機時に下落し、その後急騰する傾向をもっています。どうしても割安なタイミングで投資したい人は、リーマンショックやコロナショックのような経済危機が発生した時に、金が安くなっているかもしれないことを思いだし、金価格やGLDの株価をチェックしてみてください。
投資アイデア
私の考え方や投資アイデアです。
コロナショック後に金価格は史上最高値の2100ドル(1トロイオンス当たり)まで急騰し、現在も高値水準である1800ドルで推移しています。今後の金価格については短期的な視点と長期的な視点が必要と考えています。私の金価格に対する考え方を以下にまとめます。
・コロナワクチンの普及と全世界的な景気刺激政策によって短期的な経済の見通しが良好なため、短期的な金価格は下落すると予想される。
・21年後半からは景気刺激策の副作用によってインフレが懸念され、金の価格上昇が見込まれる。
・アメリカやその他各国の政府負債の増加によって今後通貨価値が下がる可能性が高く、これが長期的な金価格の高騰に繋がる。
私は長期的に金価格が上昇するとみており、現在の資産ポートフォリオに金ETFを入れています。(私はGLDとほとんど同じ値動きをする金ETF「IAU」を購入しています。)
金に関連する資産を購入したことのない人の中には、金を保有する理由が分からないと方もいると思います。私はいつか日本でもインフレが起こると考えていて、インフレ時に価値が減ってします現金の保有は最低限とし、余剰資金は金ETFで保有するようにしています。
私のこれまでの金ETFの売買履歴を以下に示します。私は金ETFを定期的に購入しています。
2020年4月に一度すべて売却しておりますが、これは金価格が急騰する可能性があると考えて一旦利益確定を行い、金の値動きに連動しながらより値動きの大きな金鉱株個別銘柄を乗り換えたためです。この金鉱株投資でも、狙い通り金価格が高騰したため利益を出すことができました。現在は一時的な金価格の高騰が収まり、価格が下落しているので定期的な金ETFの購入を再開しています。
金は安全資産としてのイメージがありますが、長期的に価格は上昇し続けると考えています。金への投資に対する考え方は非常に重要な知識となるので、一度ご自身でも情報収集してみてはいかがでしょうか?
おすすめ図書
■超カリスマ投資系YouTuberが教えるゴールド投資 著者:高橋ダン
⇒金投資の重要性について読みやすい内容で書かれています。
■金を買え 米国株バブル経済終わりの始まり 著者:江守哲
⇒金価格の値動きの本質や長期的な価格サイクルについて専門的な知見から書かれています。
■世界のお金持ちが実践する お金の増やし方 著者:高橋ダン
⇒資産運用の基本的な考え方について非常に読みやすい内容で書かれています。投資初心者の方はこの本を読まれることをおすすめします!
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